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女石橋

  • (おんな)石橋(しゃっきょう)制作年:2019年【演舞時間:午後2時】
  • 歌舞伎の演目「石橋物(別名:獅子物)」と名古屋石橋車山車囃子(石橋車は戦災で消失)を
  • アレンジした人形囃子に合わせて舞を披露します。
  • 濃艶な(おうぎ)(がさ)遊女」が清涼山にて艶やかに舞い、文殊菩薩の眷族といわれる、 霊獣・獅子の精が乗り移り、「狂い女獅子」に変身し激しい舞をします。再び遊女に戻った後に、両手に牡丹の花を持って天下泰平と舞おさめる祭礼人形です。
  • 人形は全て木製ですが精巧な機械制御により、人体の動きが忠実に再現されています。また人形の仕掛けの中でも舞の途中で人間から獅子へ変身するのが見どころです。
  • 操りの仕掛けは伝統技術そのもので、一部絹糸をより合わせた紐と希少な「セミクジラのひげ)でできたバネが使われています。このままの機構で本来ならば人間による操作が可能ですが、操作には熟練した技術が必要であるため、ここでは舞台の下にコンピューター制御の機械が組み込まれ、人間の替わりに紐を引いています。